環境
- Windows 10 Pro
- Unreal Engine 5.3.2
- VRM4U : ver:20240212 (VRM4U_5_3_20240212)
- VRoid SDK : ver:0.3.2 (VRoidSDK-ue-0.3.2)
概要
昨今のゲームではオープンワールドやアクションゲームやレースゲーム等
様々なジャンルのゲームでフリーカメラ / 撮影モード機能が実装されています。
実際にゲームで実装しようとすると結構な工数がかかって手間ですね。
今回は正確には何も実装していませんが、UEの機能のご紹介を。
フリーカメラを使うには
本題ですが、フリーカメラ機能を使うには
UE5のコンソールコマンドで以下を入力します。
ToggleDebugCamera
英語環境なら「`キー」
日本語環境なら「@キー」
もしくはOutputLogやCmdの欄から入力が出来ます。
サンプルとしてThirdPersonMapでVRMを扱うLevelを用意しました。
こちらのモデルをサンプルにお借りさせていただきました。
黒棘 - VRoid Hub
この状態でToggleDebugCameraを実行すると以下のような画面に切り替わります。
カメラの移動は基本のEditor操作と同じです。
Backspaceキーを押下で画面左に表示されているUIの表示 / 非表示切り替えが可能です。
特筆すべきは、Fキーを押下でFreeze Renderingが使用可能なこと
Bキーを押下で各種Bufferを確認することも可能です。
他にもVキーを押下で各種View Modeの切り替えが可能です。(Reflection Overrideを表示中)
モードは以下の順で切り替わります。
Lit -> Unlit -> Wireframe -> Detail Lighting -> Reflection -> Collison Pawn -> Collision Vis -> Lit ...
操作の一部まとめ
・UI非表示 : Backspace
・Freeze Rendering : F
・Buffer 表示 : B
・View Mode 切り替え : V
まとめ
以上で大雑把にフリーカメラっぽい機能(DebugCamera)を使用できます。
実際にゲームに実装としてのせることは出来ませんが
(ConsoleコマンドはShipping Buildでは動作しないこと、プレイヤーに見せたくないゲーム要素も見えてしまうこと等)
開発中の疑似的なフリーカメラとしては代用が可能かと思います。
また、開発用途として何かしらのキーで切り替えれるようにしておくと楽かもですね。
以下はThirdPersonMapのLevelBlueprintでBackspaceキー押下で切り替えれるようにしたもの。
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